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愛しい時間


退院後、2回目の診察での行き帰り…
バルとの最後のドライブでした。
バルはずっと窓の外を見ていました。
久しぶりの2人だけのドライブ…
短い時間だったけど楽しかったね。


昨日の「バルがくれた時間 ③」の続きになりますが
ここからは、退院して自宅で過ごした10日間のことを。

5月11日(木)
バルのお迎えに病院に行きました。
バルの退院の準備(体を拭いてくれていました。)の間に
主治医から、この日の検査結果などのお話がありました。

・血液検査
黄疸 TBil(ビリルビン)3.8 → 7.6
酵素値 ALTまたはGLT:778 ALP:>2000  GGT:182

前日に、3.8まで下がっていた黄疸は、7.6と入院時より上がっていました。
他の肝臓系の数値も高いままでした。

手術をしないで自宅で過ごすことにしたので病院での治療は終了ですが
制吐剤・胆道系作用薬(胆汁の流れを改善)・抗菌薬・
消化管ぜん動調整薬(整腸と嘔吐や悪心の抑制)を処方して頂きました。

肝臓・腎臓・膵臓そのものに異常は見られなかったようです。
超音波検査で見られた胆管閉塞も内科的治療で改善される状態だったので
胆管の通過障害を起こしている他の原因は開腹してみないと分からないので
入院中に主治医がお話されていた総胆管や総胆管出口の圧迫病変・・・
バルの体のどこかが悪いものに侵されていたのかもしれません。

バルが退院してからの事は、以前のバルログにも少しだけ書いています。
バルのこと/2017年5月13日
バルの毎日/2017年5月22日

退院して自宅で過ごした10日間・・・

退院して自宅に帰ると驚くほど元気で
いつものように動き回り、私に抱っこをせがみ、顔や手足をペロペロして
まだ食欲もあって、お水も自力でゴクゴク飲んで、いつものバルでしたが
それは、その日だけのバルからのスペシャルプレゼントだったようです。

翌日から、吐き気で食欲を失い衰弱していくバルに
とにかく何でも良いから食べて欲しいと願う毎日が始まりました。
バルを心配して下さる方々や、ご自分も経験された方々から、高カロリーの療養食や
流動食、喉越しの良い食べ物を頂いたり、教えて下さったり・・・
心が折れそうな時も励みになり、本当に有難く嬉しかったです。

バルは、黄疸症状の他に、変形性脊椎症も急激に悪化し始めていました。
その為、麻痺の進行で徐々に歩行障害も出てきて、排尿障害も起こしていることが
入院中にわかり、常に尿が出きらず膀胱に尿が残っている状態でした。
退院後の2回の診察の際に、カテーテルで尿を抜いてもらっていました。
毎回、取った残尿を見せてもらいましたが、けっこうな量でした。
自力で立っていることも厳しくなっていったバルでしたが
最後まで自分でトイレに行ってはトイレシートに座り込んでいました。

旅立つ前日、バルがトイレの前で座り込んでしまったので
シートの上に立たせて支えていましたが、すぐに倒れそうになるので
自立は無理とわかり、後ろ向きに抱っこして足を抱えてシートの方に向けたら
2日も出ていなかった尿がたくさん飛ぶように出ました。
そのオチッコは、悲しい色をしていました。
そのままバルを抱きしめて、たくさんたくさん泣きました。

夕方頃から、間隔は空いていましたが
痙攣もするようになりました。
シリンジで与えていたお水も飲み込む力はなく
お口の中に無理に流し込むと噎せるので
誤嚥が怖くて、時間を空けて湿らす位だけ。
夜の7時過ぎに横になったまま排便と排尿…
敷いていたタオルに悲しい色が広がっていました。
つんちゃんナースがバルをクンクンして教えてくれました。
バルが辛くないように、そうっと体をきれいに拭きました。
夜中頃から痙攣は治り始め穏やかに寝息を立てて眠っていました。

5月23日(火)正確な時間はわかりませんが朝6時少し前…
添い寝していたバルの呼吸が急に速く浅くなりました。
お別れなのだとわかりました。
私を見つめるバルとの心の会話は内緒です。
バル父と私に抱きしめられながら、バルは旅立ちました。

バルが急変してから3週間。
その間の5日間の入院・・・そして退院してからの10日間。

バルがくれた幸せな時間でした。

最愛のバルとの愛しい時間です。

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